とびひ
とびひについて
とびひ
とびひは、正式には「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と称し、皮膚への細菌感染によって発症します。できものを触った手を介して、あっという間に全身へと広がる様子が、火事の火の粉が飛び火するのに似ているため、「とびひ」と呼ばれます。また人から人へうつる場合もあります。
原因となる菌は、黄色ブドウ球菌や化膿性連鎖球菌と呼ばれる、誰の皮膚にでも住んでいる菌です。普段は皮膚にいても症状は出ませんが、何らかの理由で皮膚のバリア機能が弱まると、その場所を拠点に繁殖してしまいます。
とびひには、水ぶくれが生じる水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)と、かさぶたができる痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)の2種類があります。
とびひの治療
抗菌薬が中心となります。塗り薬と内服薬を状態に応じて使い分けます。
黄色ブドウ球菌も化膿性連鎖球菌もグラム陽性球菌という仲間に分類されており、効く薬の種類はほぼ同じですが、近年は耐性菌の増加に伴い、薬の効き方が弱いケースもあるため、そういった場合も内服薬を使用する事があります。
痒みの強い場合は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬なども用いる事があります。
日常生活では、清潔に保つ、触らない、爪を切る、手はこまめに洗う事が大切です。
クリニック概要
皮膚科・小児皮膚科・小児科・内科・アレルギー科
綾瀬皮フ科クリニック
〒120-0005
東京都足立区綾瀬2-26-15 第五鳥塚ビル2F
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