水虫
水虫について
水虫とは
地球上にはカビ(真菌)がたくさん存在しており、私たち人間と共存しています。納豆菌や乳酸菌といった生活に役立つものばかりでなく、人間に病気を起こすカビもいます。水虫菌もその一つです。水虫菌は正式には白癬菌(はくせんきん)と呼ばれます。
この白癬菌が棲み着いて増殖を始めた頃、私たちの体は白癬菌を追い出そうと、激しい炎症を起こして抵抗します。この炎症が痒みのもとになります。これが急性期の水虫の症状です。しかし、しばらく経つと、白癬菌に対する炎症を起こさなくなり、共存状態(慢性化)となります。急性期の水虫の方が治療への反応は良いので、水虫は痒い時が治し時と言えます。
水虫の治療
水虫の治療には、一般に抗真菌薬が使われます。抗真菌薬には塗り薬と飲み薬があり、爪白癬のような爪の中に薬の成分が届きにくい難治性のものは内服薬が第一選択になります。
外用薬の効果を発揮させるためには、とにかく薬をきちんと塗ることが大切です。特に入浴後は皮膚の角層(皮膚の一番外側に位置し、外界と接する部分)がふやけており、薬が浸み込みやすいので、お風呂上がりに塗るのが効果的です。
また白癬菌を逃さないためにも、患部を中心に広めに塗ります。さらに、患部の清潔、乾燥を心がけることも重要です。角層の表面を清潔に保つことは、白癬菌の新たな進入を防止し、水虫の悪化を防ぎます。また症状が消えても、最低1ヶ月は根気よく治療を続ける必要があります。自分で勝手に治ったと思い込んだりせず、必ず医師に判断してもらうことが大切です。
内服薬は3~6ヶ月の服用が必要となり、経過を見ながら医師が効果を判定します。内服薬は稀に肝機能障害や貧血などの副作用を招くことがあるため、血液検査で副作用をチェックしながら治療を進めます。
クリニック概要
皮膚科・小児皮膚科・小児科・内科・アレルギー科
綾瀬皮フ科クリニック
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